「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のブランドビジュアル

HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、決まりすぎない程よいリラックス感がありながらも、さっと羽織るだけでお出かけの装いにもなるスプリングコートのお話しです。

第96回:ふんわりとした、春のコート。

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のコート

coat "puff"

昨年の今頃、ちょうどステイホームが始まりました。
春物のコートを買ったにも関わらず、外出自粛でなかなか着れず......といった方も昨年は多かったのではないでしょうか?
お出かけが楽しい時期は家の中で過ごし、いつしか季節は初夏に。
そんなコロナ禍で思いついたアイテムが coat "puff" です。

日常着でほぼ毎日を過ごす中、ちょっと近くまで買い物に行く時、手持ちのスプリングコートだけが気分的にも見た目にも妙に浮いてしまっていることに気付きました。
おそらく原因はアウター特有のしっかりとした素材感だったり、作り込みすぎたデザインだったり......。
もう少し、普段着にサッと羽織るだけでお出かけの装いになったり、それでいて羽織った時にも肩肘張らずに着ることのできる馴染みの良いコートはないものかと思い、かたちにしました。

単に羽織れるという点では今期の "china robe" が挙げられますが、目指していたものはそれよりももう少しコートに近いもの。
ならば、冬にメルトンで作ったコートを今度は麻で再現してみようと思い、試作に入りました。

一度目のサンプル。
印象としてはいわゆるメルトンのコートがただ麻になっただけという、特別良い仕上がりではなかったのですが、今度はそこに製品染めを施して再度改良をした結果、私自身が頭に描いていたふんわり感と馴染み感の両方を兼ね備えた新しいスプリングコートが出来上がりました。
リネンは経年変化でコシがなくなり、シワ感が増して生地自体が痩せていってしまうのですが、(それが味だとも思いますが......)時間が経ってもアウターらしさを損なわないよう、裏地を付けて名前の由来通り全体に膨らみ感のある仕上がりにしました。

ゆったりとしたサイズ感は、男性の方にもオススメの一着。
是非ご夫婦でのシェアも楽しんでください!

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「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のコート

HAU

coat "puff" チャコール


SOLD OUT|完売御礼

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のトップス

HAU

tops "comfort" ベージュ


SOLD OUT|完売御礼

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のカタログ写真

HAU の、2021 Spring & Summer カタログができました。CLASKA ONLINE SHOP で商品をお買い上げくださった皆さまにプレゼント!ご注文商品に同梱してお届けします。(※カタログの限定数に達し、プレゼントを終了しました。

CLASKA Gallery & Shop "DO" 各店店頭でもご覧になれます。

<HAUの取扱い店舗に関して>
CLASKA Gallery & Shop "DO" 各店、および全国各地のセレクトショップにて順次展開中。CLASKA ONLINE SHOP でも全ラインナップ展開します。(順次発売予定)

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hau_clothes@claska.com

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」デザイナー藁谷真生のインタビュー記事写真

2021年4月10日 公開

撮影・編集:山本純子(CLASKA)

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