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HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、永遠に色あせない魅力をもつ「マリンテイスト」を纏ったニットの話。

第8回:HAU 流、「マリンスタイル」のススメ

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服をデザインする上で古いものから受ける影響は大きく、その中でも“マリン”を感じさせるディティールは、私の大好きな要素の一つです。

以前はマリンのディティールそのものを、ダイレクトにデザインに落とし込んでいたこともありました。(例えばセーラーカラーそのものを取り入れたシャツや、フロントにボタンのたくさんついたマリンパンツ、イカリマークのモチーフの入ったセーターなど……懐かしい〜。これはこれで、永遠に好きなのです!)

しかし、“大人の上質な日常着”がテーマの HAU では、その要素を強く出しすぎることなく、ニュアンスをさり気なく取り入れるくらいがちょうど良いのかなと思っています。

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このニットには、そんなセーラーカラーのバックスタイルである四角い襟のかたちを切り替えに落とし込み、ほのかにマリンを感じさせる一着に仕上げました。

ステッチや別の色の糸で編んで切り替えを表現することもできますが、今回はあくまで“さり気なく”がポイントであるため、この部分のみ編み方を変えて表現してみることに。

全体を表編みするのに対し、切り替え部分はガーター編みにすることでその部分だけ段差が生まれ、主張し過ぎないマリン感を感じられるニットに仕上がりました。

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素材は、サラッとした肌触りが特徴のドライコットン100%の糸を使用。
汗ばむ季節でも快適に、そして肌にまとわりつくことなく気持ちよく着ることができます。

セーラーディティールの他に、リンキング部分(袖と肩をつないでいる部分)の糸を配色にすることで、さり気ない遊び心もプラス。

着用した際にそれがはっきりと見えるわけではないのですが、ふとした時に配色が見え隠れするという未完成な感じが手仕事のぬくもりを演出してくれ、個人的にもとても気に入っています。

さまざまな要素が取り込まれているため、服のかたち自体はいたってシンプルに。首回りは程よい開き具合にし、一着でさらっと着れる、涼しげで品のあるニットに仕上げました。

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HAU デザイナー 藁谷真生(身長155cm)が着用
スカート:HAU|lakeside skirt

個人的にはスカートとの組み合わせがオススメです。全体を同じ系統の色でまとめれば、上品で清潔感のあるコーディネートに。

夏に向けてはゆったりした麻のパンツなど、清涼感のあるアイテムを合わせても良さそうですね。

Profile
藁谷 真生(わらがい・まお)
エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET」を設立。約5年間活動した後に2018年、CLASKA より「HAU」をスタートさせる。

living cardigan

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HAU デザイナー 藁谷真生(身長155cm)が着用

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HAU デザイナー 藁谷真生(身長155cm)が着用

<HAUの取扱い店舗に関して>
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hau_clothes@claska.com

2019年4月6日 公開

編集:落合真林子(CLASKA)
撮影:速水真理(CLASKA)