「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」連載タイトルビジュアル

HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、誰もが一枚は持っている夏の定番アイテム「Tシャツ」のお話です。

第14回:MY 定番Tシャツ、持っていますか?

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のTシャツ

梅雨入りする前の束の間の気持ちいい天気。日中の気温もぐんぐん上がってきて、「そろそろTシャツの出番かな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

さて、突然ですが、みなさんは自分の体形に本当に似合う“MY定番”的なTシャツを持っていますか?

ごくシンプルなアイテムだけに、吟味しなければいけないポイントは沢山。Tシャツほど、自分にしっくりくるカタチに出会うのに時間がかかるアイテムは、そうそう無いと思うのです。

手に取りやすいアイテム&価格帯だけに、意外と失敗してしまうことも多いのではないでしょうか?
私自身、数回着たら部屋着に……という失敗を何度もしてしまっています。

そんなわけで、HAU をスタートする際に「HAU らしい代表的なTシャツを一枚作ろう」と考え、私なりに色々と試行錯誤しました。その過程で特に大事にした点は、

1. 程よいきちんと感
2. 開きすぎず、詰まりすぎずの襟ぐり
3. 袖口のライン
4. 着心地

の4つです。

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のTシャツ

“程よいきちんと感”を実現するカギは、サイズ感にあります。ポイントは襟ぐりの開き具合。開きすぎると時にだらしなく見えてしまうこともあるので、1枚で着た時も、カーディガンを羽織って着た時も、良い納まり感を感じさせる襟元に仕上げました。

次に袖のデザイン。今回は女性らしさがほんのりと出るフレンチスリーブにしたのですが、袖の下からインナーが見えそうになって気になることがないよう、袖下部分の生地に立ち上がりを持たせています。

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のTシャツ

最後に着心地。薄手すぎる生地は下着が透けてしまい個人的に苦手なので、薄過ぎず、程よい生地感のあるコットン天竺を使用しました。

あらかじめ製品染めをしてこなれた雰囲気に仕上げていますが、自宅で洗濯していくごとに更に風合いが増し、シワの出方も気にならなくなってきます。

Tシャツの他に、これからの季節に1枚でサラッと着用できるワンピースも作りました。裾周りが広がりすぎず、でも足さばきは楽チン。アクティブな夏の日におすすめです。

色は、グレー、黒の定番色に加え、太陽の下で映えるような、リゾート感のある綺麗なエメラルドも作りました。こんな綺麗な色を大胆に着ることが出来るのも、夏ならではですよね。

シンプルなデザインゆえに、着こなしのバリエーションは無限大。
ストールなどの小物を合わせて、是非自分なりの装いを楽しんでください。

HAU のTシャツが、みなさんにとっての「MY 定番Tシャツ」になりますように!

※完売しました。

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のTシャツ

Profile
藁谷 真生(わらがい・まお)
エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET」を設立。約5年間活動した後に2018年、CLASKA より「HAU」をスタートさせる。

daily tops

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のTシャツ

HAU デザイナー 藁谷真生(身長155cm)が着用

daily one piece

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のワンピース

HAU デザイナー 藁谷真生(身長155cm)が着用

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のワンピース

<HAUの取扱い店舗に関して>
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hau_clothes@claska.com

2019年5月18日 公開

編集:落合真林子(CLASKA)
撮影:速水真理(CLASKA)