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HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、ウールのようにふんわり柔らかな「warm cotton シリーズ」のお話です。

第33回:理想のスモックブラウスが出来ました。

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まさか10月に半袖を着ることになるとは…。

長引いた残暑も終わり、やっと秋らしい気候になってきました。

実りの秋も続々と。
先日、地元の農家さんのご厚意で、遅めの枝豆収穫に行ってきました。

そして枝豆収穫からの次女の運動会! これはお母さんヘトヘトになりそう…と思いきや、湿度のないカラッとした陽気と採れたての枝豆の美味しさのおかげで、気持ちよく充実した週末を過ごすことができました。

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今回は一見ウールのような、あたたかで柔らかい上質なコットンで作られた服のおはなしです。

生地の名前はアスペロコットン。ペルーの山岳地帯で収穫された綿で作った生地の名前です。

特徴は、ウールのような素朴で膨らみのある素材。私も最初にこの生地を見たときには、ウール混の生地と間違えてしまうほどでした。

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服以外にも、枕カバーやベッドカバーなどが作れたら…。

色々と妄想は膨らみましたが、今回はストールを含め、ブラウスとワンピースの3型を作ることにしました。

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そしてこの生地を見たときに、ブランケットのようにポイントで生地端にラインを入れたいと思い、両端にブルーの糸を織り込んでもらいました。

このライン、袖口やストール端に生かすことを前提に、生地を織る際の配置を考えたんですよ。

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ブラウスのかたちはスモック型。パタンナーさんと”大人のスモックブラウス”を作りたいね!と理想のブラウスを作りました。

こだわったのは襟ぐり。この素材で首元が詰まりすぎていると、いわゆる幼児のスモックのような子どもっぽい印象になってしまいます。

一方で、スモックらしさって何?と考えたときに、やはり襟ぐり全体にゴムが通っているほうがスモックらしさが出るのでは?

試行錯誤した上で、インナーを重ねても1枚で着ても大人っぽく見える首元のバランスに仕上げました。

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そして袖のかたちにもこだわりが。

裾口が広がっているのと同じように、袖口に向けても少し広がりを持たせ、ほんのりとデザイン性のある袖にしました。

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ワンピースには、甘くなりすぎないようにスリットを。パンツや厚めのレギンスを重ねる前提で作りました。

写真ではデニムを合わせていますが、テーパードパンツでも相性がよさそうです。私は身長が低めなので、厚底靴との合わせが気に入っています。

袖の長さはブラウスと同じ丈にすると全体が重く見えてしまうため、インナーを重ねてもバランスの良い、少し短めの袖丈にしました。

 

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ストールは、生地幅をそのまま生かして両端にフリンジを。

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大きく纏うようにつけてもよし、コンパクトに巻いてもよし。これからの時期、お部屋の中やオフィス内でひざ掛けとして使用してもよさそうですよ。

warm cotton シリーズ

<HAUの取扱い店舗に関して>
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hau_clothes@claska.com

2019年10月12日 公開

編集・撮影:山本純子(CLASKA)

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