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HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、永遠の定番とも呼べる「ボーダートップス」のお話です。

第31回:大人のための“秋冬仕様”のボーダー、できました。

早いものでもう少しで9月も終わり。

時折感じる蒸し暑さも、そろそろ落ち着いてきたように感じますね。

近所にある梨農園の前でご家族が梨を直売している風景がなんだか懐かしく、そして微笑ましく感じる今日この頃です。

長女の通う学校でも校庭の一角で梨を育てていて、先週は獲れたての梨を1つ持って帰ってきてくれました。

学校で育てたものと聞いていたので、正直あまり味には期待はしていなかったのですが、食べてみたらすごく美味しい!(失礼致しました……。)

やはり旬の味覚をいただくのは贅沢なことだなぁと、改めて感じた出来事でした。

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さて、この連載でも、少しずつ冬に向けて温かさを感じるアイテムをご紹介していきたいと思います。

前々回の記事で、

「身につけた時にホッとくつろぎを感じてもらえるような、
スタイルがありながらも ”心が喜ぶ服” 」

という、HAUの2019年秋冬のテーマについて触れさせて頂きました。

この言葉のように、今季は着た瞬間や着ている時に気持ちがふっと安らぐような素材感を追求し、服づくりを進めました。

生地を起毛して温かみを出したり、仕上げ段階での洗い方などを工夫したり……。

パッと見て目立つ部分ではないのですが、”着心地の追求”は、今季のテーマだけに限らず、HAUの服作りのコンセプトとして、ずっと大切にしていきたいと思っています。

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今回紹介するのはボーダーのトップスです。

誰もが1枚は持っているであろう、定番中の定番といえるアイテム。

私も改めてクローゼットを整理してみたところ、カットソーやニットなど、ボーダーアイテムを4、5着持っていました! もう何年も着ているので若干の色褪せは生じているものの、年月と共に良い風合いに育ってきています。

今回私が欲しかったのは、冬にも暖かく着ることが出来て、尚且つ程良くゆったりとしたシルエットのボーダー。

一般的に、ボーダーのトップスは秋冬というよりも春から夏にかけて活躍するもの、というイメージがある気がします。でも今回は、ニットでもなくスウェット程厚手の生地でもなく、そしてお洗濯も気兼ねなく出来るボーダートップスを作りました。

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理想の一着は、程よい厚みの滑らかさのあるボーダー生地の裏側を起毛することによって実現しました。

起毛によって生地が適度に厚くなることで、見た目にも温かさを感じますし、最後の仕上げの工程で生地が少し柔らかくなる洗いを施すことによって、全体的にラフでふっくらとした印象の服に仕上がりました。

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いわゆる「ボーイズサイズ」の、ゆとりあるシルエット。

女性がメンズサイズの服を着ているような雰囲気をイメージしてデザインしました。

丈は腰まで隠れるゆったりサイズで、オフショルダー。

袖丈もわざと少し長めに作ったので、折り返して着ることによって“こなれ感”を演出できます。

パンツスタイルはもちろん、スカートを合わせても良さそうですよ。私はギャザーのたっぷり入った白いコットンスカートにブーツを合わせて着たいな、と思っています。

10月には、以前この連載にもご登場頂いた、スタイリストの伊東朋恵さんをゲストにお迎えし、ボーダートップスを使ったコーディネートをいくつか教えて頂く企画をお届けする予定です。

こちらもお楽しみに!

washable warm border tops

<HAUの取扱い店舗に関して>
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hau_clothes@claska.com

2019年9月28日 公開

編集:落合真林子(CLASKA)
撮影:速水真理(CLASKA)

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