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HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、小柄でも着こなせる、冬らしさを感じられるロングコートのお話。

第39回:欲しいのは、この冬の主役になるコート

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ここ最近は、朝晩共に冷たい空気が流れ、先日は今年初めて手袋をつけました。(基本ご近所では特に自転車頻度が高めなので......。)

やっとウール好きの季節がやってきた感じですね。これで街行くクリスマス装飾もすんなりと入ってくる気がします!

さて、前々回の連載では、コットンウールのフード付きコート“cotton wool chino coat”をご紹介させていただきました。今回はそのときにチラッとご紹介した“shetland wool coat”、“shetland wool pants”のお話です。

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この連載を読んでくださっている方はすでにご存じの方が多いと思うのですが、私自身、身長が155センチと小柄です。

なので、必然的に HAU の服も小柄な方に似合う服作りが基本コンセプトになっていますが、小柄な人の服選びで難しいアイテム、それがコートです。

一歩間違えると“服に着られて見えてしまう”という経験はありませんか?

私自身、やはりそんな経験が多く、昨年はコートを買わず、自分サイズに合う、今回の“shetland wool coat”の出来上がりを待っていました。笑

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まずコートのデザインを考えるにあたり、理想のコートを頭に描くと同時に、コートを着ている街行く人を徹底的に見ていきました。(時に、後ろ姿が素敵な方を発見した場合は、さりげなく回り込みます。笑)

やはり目が行くのは小柄な方。意外にも中途半端な丈よりも、思いきって長いくらいの丈の方が素敵に着こなしている人が多いことがわかりました。

優雅で大人っぽい雰囲気も丈長コートの魅力。ということで、様々な丈感のコートも気になりますが、今年は長めのコートを作ろう!と決めました。

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次に素材選び。シンプルな素材も良いけれど、1枚で冬っぽさの出るコート生地で作りたいと思い、今回はシェットランド糸をへリンボン組織で織った生地でシンプルなコートを作成しました。

このような生地、主にメンズの服地として使用されるため、触れた感触もやや硬めのガサっとしたものが多いように感じますが、生地の仕上げの段階で柔らかく加工を施すことによって、程よく硬さが残りつつも柔らかさも出る、ほんのり女性らしさを加えた生地に仕上がりました。

この仕上げによって、多少の軽さが生まれ、長い丈のコートでも着たときに馴染みがよくなるのです。

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ボトムには、“fine wool cotton pants”のようなラフなボトムを合わせても、“cotton wool chino pants”のようなきちんとしたボトムを合わせても。

袖回りもゆとりのある作りのため、ザックリとしたニットを中に着ても OK!裏地はウールの入ったコットンベースの起毛生地を使用しているため、真冬の防寒対策もこのコート1枚でバッチリです。

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着用サイズ:M

パンツはややゆとりのあるテーパード型。全体的にもったりと重くならないよう裏地は敢えて付けていませんが、柔らかく仕上げたことで素肌に着てもチクチク感を感じにくいのがうれしいポイント。冬の寒さ対策にタイツやレギンスを中に履いても、ゆとりがあるシルエットのおかげですっきりと着こなしていただけます。

シェットランドのパンツも冬ならではのアイテム。シンプルなトップスに合わせて、大人っぽく自分らしい冬の着こなしを楽しんでくださいね。

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着用サイズ:S

shetland wool シリーズ

<HAUの取扱い店舗に関して>
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2019年11月23日 公開

編集・撮影:山本純子(CLASKA)

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