堀井和子さんの「いいもの、みつけました!」連載タイトル

コラージュ・題字:堀井和子

堀井和子さんの
「いいもの、みつけました!」

堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。前回に続いて今回もCLASKA Gallery & Shop "DO" 本店で開催する企画展について。いよいよ、明日11月16日(土) から開催です!

第84回:特大ポスター/ワニの親子/パン皿/ガラス皿/キッチン道具/テーブルクロス

堀井和子さんの特大ポスター

ポスターは、昨年の PACKAGE 展と同じサイズ、上下に活字を入れたものの他に、大きいA2サイズも少し製作しました。大きい方は手描きで GENERAL STORE の説明を入れてあります。

堀井和子さんの企画展作品「ワニの親子」とケーキ皿

ワニの親子は針金付きの細長い箱に。ボディ部分は生成り色にペイントしました。箱の外側は白。メイプルの木と針金は経年変化で色合いが深くなりそうで、その頃の様子がまたいいのではないかと考えています。

パン皿は Pain de mie・・・の文字入りで水色とグレー、ケーキ皿は PÂTISSERIE のメニュー入りで、ピンクとグレーを用意しました。

星耕硝子のガラス小皿とどら焼き

企画展の折に並べている星耕硝子さんの縁返しガラス小皿は直径11cm。今回はこちらの直径16〜17cm のお皿も製作していただきました。

初夏の打ち合わせの時、"DO" ディレクターの大熊さんと本店店長の神田さんにこのサイズのガラス皿でどら焼をお出ししたのがきっかけです。

星耕硝子のガラス小皿とどら焼き

手に持つと重さを感じるのですが、蜂蜜色がかった透明な色とガラスの質感が冷たくなく、すいこまれるように美しい。庶民的などら焼が何か特別なお菓子に思えて不思議です。

手吹きなので、1枚1枚表情が違います。手に取ってみるうちに、妙に魅かれる1枚があったら、きっと相性が特別な1枚だと思います。

ポップオーバーの焼き型

左はアメリカに住んでいた頃買った、ポップオーバーの焼き型。

ポップオーバーは、クラムチャウダーに添えて食べるとおいしい、シュウ生地に似た生地で作る軽いパンです。アメリカのアパートメントの大きなオーブンレンジで使っていましたが、日本に帰ってからはオーブンに入らず、収ってありました。それでも、つながった形が面白くてなかなか手離せなかったもの。

エンゼル型はモンキーブレッドを焼く時に使っています。アメリカの GENERAL STORE には、その地方のケーキやパンの焼き型などもいろいろ並んでいました。

テーブルクロスとナプキンのセット

昔、外国旅行の時見つけたテーブルクロスとナプキンのセット。

オフホワイトや生成り色の織地柄にとても雰囲気があって、シンプルな白いティーカップや銀線のケーキ皿と合わせてみたいと手に取りました。

我家で普段使っているテーブルクロスは、ほとんど地に色があるタイプです。淡い色のクロスは使いこなす勇気を持てないまま、ずっと眠らせてしまいました。

アフタヌーンティーや特別の集まりに使ったら素敵そうなので、HORIMA に。

堀井和子

「GENERAL STORE 展」ビジュアル

1丁目ほりい事務所
GENERAL STORE 展

[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(CLASKA 2F)
[会期]2019年11月16日(土)〜12月8日(日) 11:00〜18:30
*堀井さん在店日:11月16日(土)

「HORIMA」
堀井さんがご自宅で大切に使っていたものを大放出するフリーマーケットです。何が出るかは当日のお楽しみ!
[日時]11月30日(土) 11:00〜(商品がなくなり次第終了予定)
*参加無料、ご予約不要です。

[当日のご注意事項]※必ずお読みください。
・整理券の配布予定はありません。
・オープン時間前にお並びになる場合は、当日 10:00 よりスタッフがご案内いたしますので、それより早い時間帯にはお越しにならないようお願い申し上げます。
・ご購入の点数制限がございます。会場内にある表示にてご確認ください。

堀井和子さん プロフィール

1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。

堀井和子さんと作ったものバナー

2019年11月15日 公開

バックナンバー