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コラージュ・題字:堀井和子

堀井和子さんの「いいもの、みつけました!」

堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。今回は、CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店で9月に開催する堀井さんの展示会作品、ただいま制作中スペシャル!

第54回:PACKAGE 展のポスターとコラージュ

PACKAGE 展のポスターを1枚1枚コラージュしています。

期間の表記は、フランス語の文字の並びが好きなので、タイトルの PACKAGE にフランス語の PAQUET を並べたレイアウトを若山嘉代子さんに出力していただきました。私が好きなパッケージということで、こんな色と形、このくらいのサイズ・・・と想像しながら、紅茶、瓶入りリキュール、ビスケット、アイスクリーム、バター、アンチョビーペーストなどのアイテムのポスターを制作中です。

昔買ったインテリア洋雑誌、エル・デコやカーサ、マリ・クレールなどから気に入った字体・字間・色の文字部分を切り抜いてストックしておき、一番ぴったり合うと感じたものを選んで組み合わせます。ベースは色紙を中心に、封筒や紙袋を解体した紙や、竹尾で選んだ銀色の紙、包装紙などを使っています。

だいたい2枚ずつ並行して、紙を切り抜き、組み合わせ、文字を選んでのせ、進めています。例えばビスキュイ・ア・ラ・キュイエール(フィンガービスケット)の小さい紙箱と、文旦のアイスクリームのための紙パック。アイスクリームの蓋のクリーム色の紙を探すのがむずかしかったです。普通のクリーム色ではなくて、ほんの少しオレンジ色がかったニュアンスのおいしそうな色 ―― 色紙もメーカによって紙質・色みが違うので、数種類買って、その1枚ごとにあれでもない、これでもないと、全てチェックして探します。文字の色や字体もなかなか組み合わせられないことがあり、ふと気づくと2〜3時間たっていたりして、ハッとするのです。

私は不器用なので、貼る作業の時、とても緊張します。ポスターの紙の上で、それぞれの紙片の位置がいい具合に決まり、ちゃんと目印を置いて貼っていくのですが、糊をムラなく隅まで塗ると紙がヨレヨレして、ものすごく貼りにくくなります。時間がかかってしまうと失敗するので、一気に塗って、迷わず貼り、あて紙の上から密着するように指でなじませます。

気合いと集中力が必要な作業ですね。それでも1枚貼り終えると、やった!と、たいそう嬉しい気持ちに。

ポスターの他に、チーズの箱や缶など立体にコラージュしてみたりもしています。左側は銀色の紙や、他のコラージュの過程で見つけた相性のよさそうな紙片(組み合わせごとにクリアーの袋に入れて、目につく所に入れています)。

白い小さな紙袋は、文字を書いた上に、ポスターの作業で見つけた、いい色の紙片や文字片を、日にちをかけて少しずつ貼り足したもの。小さいサイズでも、意外な存在感が出て面白いです。

堀井和子

堀井和子さんの PACKAGE 展、2018年9月8日(土)〜30日(日) CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店で開催です。

堀井和子さん プロフィール

1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop "DO" と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。
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2018年8月17日 公開

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