
第1回
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コラージュ・題字:堀井和子
堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。前回に続いて今回もCLASKA Gallery & Shop "DO" 本店で開催する企画展について。いよいよ、11月16日(土) からです!
針金のフレームに木目が綺麗な台の“サーカステント”。中には自転車に乗るクマとゾウ、小さな踏台───動物は木のビスで台に固定することにしました。
こちらのクマはまだ試作品ですが、ゾウと踏台は本番のもの。他はゾウと子ゾウとオットセイ、トナカイと女の子の組み合わせです。
“サーカステント”と言っても布地は貼らないスケルトンの状態で、銀色のフレーム越しに見ると楽しいセットを考えました。
ポスターは昨年と同じサイズですが、GENERAL STORE に並ぶ toy やキッチン道具の object をモチーフにして貼ってあります。
こちらはお店でサーヴしているコーヒーとパンのトレー。
動物の移動に使う箱車の小さい方にトナカイ。
今回は姪が小さい頃に描いた動物や女の子を、木や紙で再構成しました。女の子は色鉛筆で描いてあったので、その線の自由な勢いがフラットな紙で表現できるか心配でしたが、貼ってみたら元気いっぱいの女の子に。
近くに住んでいて、GENERAL STORE にお母さんのメモを片手にお使いにくる女の子かなぁと。
以前、丹波篠山の陶芸家 栗田荘平さんを訪ねた時のことを書きましたが、今回、栗田さんにツリーのオーナメント製作をお願いすることができました。
登り窯から出して、まだ温かさが残るうちに急いで梱包して送ってくださったようで、新聞紙が少し湿っていました。
栗田さんの丹波焼のこげ茶色は黒に近いくらいシックで、ひとつひとつ、火の力で生まれる表情が違います。何回も撮影してみましたが、なかなか目で見た色、表情のニュアンスが写せない。ぜひ実物を会場で見ていただきたい作品です。
2019年のツリーは飴釉の深い茶色とほんの少しオレンジがかったベージュの栗田さんの陶、釜定さんの南部鉄、星耕硝子さんのガラスなどを組み合わせる予定で進めています。
堀井和子
1丁目ほりい事務所
GENERAL STORE 展
[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(CLASKA 2F)
[会期]2019年11月16日(土)〜12月8日(日) 11:00〜18:30
*堀井さん在店日:11月16日(土)
堀井和子さん プロフィール
1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。
2019年11月1日 公開

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