コラージュ・題字:堀井和子

堀井和子さんの
「いいもの、みつけました!」

堀井和子さんが日々の暮らしや街歩きの中で見つけた、いいもの、美しいものを報告してくださる連載です。今回は、最近のお買い物から。温もりと愛着が伝わってきます。

第58回:マーマレード用ナイフ/観音寺饅頭/ウールのトップス

スウェーデンの、マーマレード用の白木のナイフです。

第14回でも触れましたが、19年前にストックホルムの工芸品店で購入したのが、上の細めのナイフ。今回、目黒の CLASKA Gallery & Shop "DO" のお店で見つけたのが、下のマーマレードナイフ。昔のものより幾分大きめで、白木の色が初々しい。持ち柄にしっかり厚みがあって、カーヴを丁寧な仕事で仕上げているのが魅力的。使い心地が温かです。ずっとこのフォルムを大事に作り続けているんですね。2本目を買い足すことができて嬉しいです。

今年の我家の甘夏柑マーマレードは、なかなか良い出来で、パンに塗るだけでなく、デザートにも活用しています。

最近気に入ってよく作るのが、アーモンドミルクのゼリー。沸とうさせた牛乳でゼラチンを溶かしてアーモンドミルクを加え、粗熱を取った後、冷やしかためます。ソース代わりにバニラのアイスクリームと甘夏柑のマーマレードを各自好みで添えて食べると、軽やかな食後のしめくくりに。

香川県の白栄堂の観音寺饅頭。

先日、香川を旅した友人が送ってくれました。白あんを包んだカステラのようなバター入りスポンジ生地の、ほっこりやさしい風味。墨色の枠と文字がきいた包み紙のデザインが素敵で、フレームのような透明の袋に、縦に並んだ様子を、しばらくこうして見ていたいと思いました。

CLASKA Gallery & Shop "DO" のお店に秋冬のアイテムが入荷して、ふと見つけたウールの黒のトップス。

ノースリーブで、首の後ろに木の小さいボタンが付いたシンプルな形に魅かれ、迷わず決めました。ボタンをお見せしたくて、ベージュのスカートも後ろ側を撮影しました。白のTシャツや丸襟のYシャツ、濃いグレーのタートルに重ねて着てみたいです。

堀井和子

堀井和子さん プロフィール

1954年、東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家としてレシピ本や、自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍、国内外の旅のエッセイなどを多数出版。2010年に「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行なっている。
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2018年10月19日 公開

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