私の愛用品 〜お守りみたいなもの〜

CLASKA のスタッフが自身の愛用品の魅力について語るちょっとしたコラム。
第18回は、スタッフが着た瞬間にビビッと来たという日本のブランド、「Sally Scott(サリースコット)」が作るコートの話です。

第18回:時とともに馴染んでいったコート

コート

「なんかかわいいね」と、友達と偶然見つけて入ってみたのが「サリースコット」の路面店でした。そこでこのコートを見つけて着てみると、なぜかビビッと来たんです。いつも買い物には慎重なのですが、その時は当時としては人生で一番高い買い物であったにも関わらず、不思議と即決。気づけば今年で9年目になりました。

シンプルな形に三日月の刺繍が施されたコート。最初に見たときは波紋の刺繍だと思ったのですが、小さな三日月の刺繍が集まった大きな三日月の刺繍だと知って、見方によっては別のものにも見える余白のあるデザインが素敵だと思いました。シンプルだけど飽きが来ない魅力があって、毎年見るたびに「かわいいな」と嬉しくなるんです。

コート

一番気に入っているところは、形です。私は比較的小柄なので、ここ数年ですっかり定番として定着したビッグシルエットな服だと、どうしても着られているように見えてしまい、自分に合う服を探すのが大変なんです。でも、このコートはサイズ感が私にぴったりで綺麗に着こなせるし、着られるなら毎日着たいぐらい気に入っています。

コート

初めの1、2年目は着ていてもかなり背伸びをしているように思えたし、緊張していたことを覚えています。でも、着ていくうちにだんだん自分に馴染んできて、今では子どもと出かける時にも気楽に着ていくようになりました。

だから、時とともに自分に馴染んでいった相棒のような存在ですね。季節が巡るたびに、このコートを着るのが楽しみになっていき、愛着も増していきました。可能であれば一生着ていきたい、大切な愛用品です。


(CLASKA Gallery & Shop "DO" 二子玉川店 スタッフ 森茉莉花)

公開日 2021年9月17日
聞き手・写真・文 黒沢友凱