

HAUのたね
写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume
暦上ではまだクリスマス前ですが、先日一足早く新年を迎える準備も兼ねて、しめ縄飾りのワークショップに参加してきました。
作ったものはというと...「祝亀」!!
昔から縁起物として飾られてきた祝亀はその姿がとても愛らしく、亀をモチーフにしたしめ縄飾りというものも今回初めて目にしました。
いざ製作に入ると意外と腕の力が必要なことが判明。
初心者の私は時折手を休めながら藁と奮闘していたのですが、会場全体に漂う青々とした芳しい香りに癒されながら、なんとかカタチにすることができました。
紅白の紙垂と水引を添えれば華やかなお正月飾りの完成。
厄除けと一年の幸福を願って。
新年の準備が早々に出来たことで、良い新年を迎えられそうです。
温かみのある亀さん達が大集合。 教えてくださったのは、藁、土、植物で作品を作り続けている作家の内藤千鶴さん。
冬の着こなしにおいて、装いの中心となってくるアウター。
自分にとってしっくりくるアウターがいくつか揃っていると、日々のスタイリングもとっても楽に決まります!
今シーズンの新作コートは、裏地に中綿キルティングを施したステンカラーデザイン。
飽きのこない上品な仕上がりを追求し、まるでダウンのような軽さと温かさを持つ中綿キルティングを贅沢に使用した一着に仕上がりました。
シンプルながらも襟元やポケットなど、細かなディティールで HAU らしさをプラス。
表地は、風を通さず保温性の良い高密度の平織りコットンを使用しているため、肌寒さが残る春先を見据えて長いシーズンにわたって愛用できるところも魅力です。
今回はチャコールグレーのコートに深みのあるイエローの pants "oval" / velvet を組み合わせ、暗くなりがちな冬の装いに明るさを加えた、色遊びが楽しいコーディネートを考えました。
ちょっとドキッとするこういう組み合わせ、すごく好みです◎
襟はしっかりと首元をカバーできるよう、スタンドカラーにもなる 2 WAY 仕様。
色はベージュとチャコールの2色をご用意。
中綿キルティングなので着心地が軽いところもお気に入り。
<< 今回紹介したアイテム >>
◎ "filling" coat
◎ knit tops "wool pile"
◎ pants "oval" / velvet
◎ SHOES LIKE POTTERY [LOW] / ホワイト
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。

Profile
藁谷真生 Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes
前の回を見る <