

HAUのたね
写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume
高校受験を控えている長女。
いよいよ勉強も大詰めの時期ということもあり、ここ最近は毎日塾通いの生活が始まりました。
スタートが遅いため、基本的には出かける前に夕食を済ませて行くのがベスト。
前日の夜に長女だけの夕飯を作ることも日課になってきました。
今でこそなんとか準備できるようになってきましたが、はじめ慣れるまではなかなか手が回らず、冷凍のチャーハンや焼きおにぎりに頼ることも...。
でもやっていくうちに、程よく手を抜きながら用意できるようになり、その点は晴れてクリア!
ただ、食べる時間が17時過ぎと少し早めなので、塾から帰宅すると「お腹空いた〜」の一言。
ということで、簡単な軽食をだすこともしばしばなのですが、気付くと食器洗いの繰り返しでそれもまた課題に...。
そこで考えたのがお迎えの車中で食べられるおにぎり。
これだったら車中で片手で食べられて洗い物も一切なし。
帰宅後、お互いワンクッション置かずに時間を有効的に使えるので夜の軽食問題も無事解決しました。
試行錯誤の後に行き着いたシンプルな夜食。
今日も車の中で渡す、「お疲れ様〜!」のおにぎりを作ります。
おにぎりにピッタリな具材を探すのも楽しみの一つ。 実家からはたくわんの差し入れを。 刻んでご飯と混ぜると美味しいよ〜とのこと。
まるでダウンのような軽さと温かみのある中綿を贅沢に使用した新作の中綿ベスト。
張りのあるメンズライクな生地を使用していることもあり、ほんのりトラディショナルな装いを楽しむことが出来ます。
表地は高密度の平織りコットン。
薄手でありながらも強度のある丈夫な素材は、風を通さず保温性が良い点もポイントです。
工夫した点は色々とありますが、あえてここではパターンにまつわるお話を。
中綿入りのものはどうしてもボリュームが出てしまうことから、一歩間違えると着用した時に身体に馴染まず大きく見えてしまったり、浮いてしまうように見えたりも...。
そんな点を解消すべく、パターンの段階で工夫をプラス。
どうしても張って見えがちな肩周りに関しては、肩先に向けて少しだけカーブをつけたり、脇のラインもまっすぐではなく、カーブをつけることで女性らしいシルエットになるように仕上げました。
今回は、ベージュのベストをメインに pants "oval" のアイボリーを合わせた、全体的に淡めのトーンのコーディネートをご提案。
程よくアクティブな中綿ベストは、厚手のニットの上から着用したり、コートのインナーとしても着れるため、ちょっとしたお出かけにも便利な一着。
デザインと機能性を兼ね備えた自信の一着が出来上がりました。
中綿は、1972年の創業、イタリアミラノを拠点とする老舗メーカーのものを使用。
色はベージュとチャコールグレーの2色展開です。
ゆとりのある丈で腰回りも安心であったか◎
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◎ "filling" vest
◎ tops "honeycomb"
◎ pants "oval"
◎ SHOES LIKE POTTERY [LOW] / ホワイト
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。

Profile
藁谷真生 Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes