東屋のお盆。東京都荒川区の坂見工芸で、丁寧に成型しています。真鍮に銀めっきを施した仕上げは、白く光る銀色で透明感があります。
「ヘラ絞り」と呼ばれる技術で成形された、リム（縁）の立ち上がりの美しさが目を引きます。
ヘラ絞りとは金属板を回転させて、へらと呼ばれるローラーで回転する型に押し付け、筒状に成形していく方法です。
へらの角度の付け方や、力の入れ具合など、熟練の技術と感覚が必要になります。
こちらのお盆の楽しみ方は、なんといっても経年変化。明るい銀白色から陰影のある色へ変化していく過程をぜひお楽しみください。
手や器などがよく触れる箇所には「アタリ」と呼ばれる、独特の風合いが表れます。自然なまま味を出していくのもよし、使うたびに柔らかな布で乾拭きををして、じっくりと育てるのもよし。使い込んでいくことで味わえる、表情や風合いを感じると愛着も増していきます。
サイズは大小2サイズ。こちらの大は直径29�僂醗貳姪�なお盆の大きさ。普段の食事を運ぶのに活躍する使い勝手のよいサイズです。
小は直径24�僂脳�回りの利くサイズ感。お茶時間にカップや湯呑を運んだり、テーブルのセンターに置いてカトラリーや調味料、ポットなどよく使うものを置いたり。リビングやデスクまわりの小物をまとめるトレイとして使うのも良さそうです。お好みの用途に合わせてお選びください。
上がお盆 小、下がお盆 大
お盆の裏側には、製造元の坂見工芸、デザイナーの猿山修さん、東屋のロゴがさりげなく入っています。
お盆のサイズ：大 、グラス Short / gizagiza、グラス Long / hirahira
日常使いにも、来客用にも、毎日活躍するお盆です。
経年変化を楽しんでいただくため、変色防止のコーティングはしていません。手作業の製造過程でどうしても表面に小さな傷がついたり、シミのような跡がつく場合があります。特性であり、経年変化とともに味わいも増していきますので、予めご了承ください。
金属の特性上、液体や食品が付着したままにすると腐食する場合があります。
写真：野口祐一
写真：本多康司
＊こちらのアイテムは、名品の知られざる良さを掘り下げる連載 「クラスカ名品図鑑 」 vol.08 にて、より深くご紹介しています。
- こちらの商品は、経年変化を楽しんでいただくことを前提に制作しています。変色防止のコーティング等はしていません。
- 決まったメンテナンス方法はありません。じっくり経年変化させたい場合は、水や油（指紋）等が付いた際には、まめに拭き取ってください。その場合は、柔らかい布で乾拭きをお願いします。
