第106回：寒さが待ち遠しくなる、あったかベスト。

knit vest "slub yarn"

ローゲージのスラブヤーンでざっくりと編み立てたゆったりベスト。
秋冬ならではの見た目に、寒さが待ち遠しくなります！

いわゆるトラディショナルなウールのベストも好きなのですが、デザイン性のあるゆったりシルエットのベストはシンプルな着こなしを少しだけ新鮮な気分にさせてくれます。
まだセーターはちょっと早いかなという時期でも、長袖のカットソーやシャツの上に重ねれば、たちまち秋らしい雰囲気の装いが完成。
ベストってなかなか便利なんです。

実はこのベスト、私の中では少し上級者向けアイテムという位置付けで作ったのですが、様々なスタッフが試着する中で、意外にもどんな体型の人でも着こなせてしまうことに驚きました。
とある小柄なスタッフはロングスカートに。
また、身長の高いスタッフは太めのパンツと合わせていて、その人の個性が出るアイテムだな〜と思いました。

袖がないため腕周りもスッキリ。
そしてローゲージなのにとても着心地が軽いので、家事や育児などよく動き回るシーンにもオススメです。
私は冬になると、仕事をするときに防寒対策としてダウンやキルティングのベストを着ていますが、今年はこのニットベストを新たに迎え、仕事の時でも身体はあったか、そして気持ちも上がる装いを目指そうと思います。

道具のようなインナー。

tops "thermal"

季節の狭間の時期には1枚で、寒くなってきたらインナーにも。
機能性を兼ね備えた肌触りの優しいカットソーが HAU の定番アイテムに加わりました。

天然素材でありながらも保温性と吸水性に優れているルナファー天竺。
ウールを芯に、周囲を綿で包んだ二層構造の糸で、暖かさを外に逃がしにくいという特徴を持ちます。
この生地を使用して作ったアイテムは、インナーとしてはもちろん、 秋口に一枚でサラリと着ても様になる、シンプルな中にもメンズっぽさも感じられるトップス。
衿ぐりと袖口はリブ仕様でスポーティーに。
そして、重ね着した時に下からチラリと覗いても良いバランスになるよう、裾は深いスリットの入ったラウンド状に仕上げました。

機能性のある生地だからこそ、アウトドア好きとしては自然とギア感を漂わせる色味に落ち着きました（笑）。
街でもキャンプでも着れたらな、という思いもこの色に込められています。

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