
ことほき
玉しめ飾り(大)
18,150円(税込)
ことほきのおふたりが一番最初に習ったという定番のしめ飾り。一本のしめ縄を輪にした玉しめ飾りは、輪のように途切れることなく幸せがくるようにとの願いが込められていると言われています。写真の黒色の稲穂で制作します。高さ約90cm。
こちらは玉しめ飾りの小さいサイズ。輪に通した「垂れ」の部分は、手前に稲穂、奥に根元を配置し、一本の稲を表しています。稲穂の色は、白色/黒色(写真)/赤色からお選びいただけます。高さ約45cm。
鳥をモチーフにしたしめ飾り。鳥の種類は諸説あり、鶴とも鶏とも言われています。幅約50cm。
こちらは鳥お飾りの小さいサイズ。実際は、尾の部分に ことほき の赤い封印が付きます。幅約30cm。
海老をモチーフにしたしめ飾り。中央に向かって細くなる藁の先を、海老の髭に見立てた縦型の海老しめ飾り。夫婦円満を願う意味が込められているとも言われています。高さ約90cm。
海老を横向きに模した海老しめ飾り。祝い事には欠かせない海老は、「腰が曲がるまで」という長寿を願う意味が込められているとされています。幅約70cm。
岡山県に多いとされる、めがね飾り。ことほきのめがね飾りは4本のしめ縄を使い、高さのあるめがね飾りに仕上げています。高さ約90cm。
杓子をモチーフにしたしめ飾り。杓子には、「食べ物に困らない」「福をすくう」などの意味があるとされています。高さ約50cm。
仏教法具のひとつ「宝珠」をモチーフにしたしめ飾り。かつては九州や山口でよく見られた形ですが、作り手の減少により作られることが少なくなってしまったと言われています。写真の赤色の稲穂で制作します。高さ約50cm。
米俵をモチーフにした俵のしめ飾り。五穀豊穣を願う意味があるとされています。高さ約90cm。
信州に多いとされる「ごぼう」のしめ飾り。しめ縄そのものの形状で、その年の福を逃がさない、家の外の邪気を寄せ付けない、などの意味があるとされています。高さ約90cm。
細い束を使い、簡易的に作られたのの字飾り。台所や水道の蛇口など、家の中のあらゆる場所に飾ることができるよう、小さく量産しやすい形になったとされています。高さ約60cm。
「ことほき」の安藤健浩さんにお話を伺いました。
(2019年のインタビュー再掲載。 ※年数なども当時のままです)
日本各地に伝わるしめ飾りを継承しながら、造形や質感にこだわって作られる「ことほき」のしめ飾り。端麗且つ荘厳なその姿は、神聖な空気を纏っているかのよう。
受注販売にあたり、「ことほき」の安藤健浩さんにお話を伺いました。
そもそもは、「ことほき」を一緒にやっている鈴木(安一郎さん)の親父さんがしめ飾り作りをされているのを知り、「面白そう! 」と2人で習ったことがはじまり。20年前のことです。
年末に集まって、自分の分と両親の分、身近な人たちへのお歳暮代わりにいくつか作ってきました。あげると、両親も身近な人たちも喜んでくれるんですよ。それがうれしくて。毎年続けて10年を超えたころ、やっと人に見せられるものができているんじゃないかと思い、受注販売を始めました。
昔の農家では、その年に取れた稲の藁を縄にしたり、
しめ飾りは地方により、家庭により、様々な形があります。江戸時代の頃には、農家の家庭それぞれが自分の家のしめ飾りを作っていました。そんな中でおそらく「粋を競う」ようになり、フォルムのバリエーションが豊かに発展していったのでしょう。
ことほきのしめ飾りは日本各地の伝統的な形を継承しながら、少しずつフォルムを変えています。一般的なしめ飾りは、藁で作ったベースに
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青刈りされた稲藁(2016年)
造形だけで鑑賞に堪えるしめ飾りを作るための立派な藁を確保するために、実は田んぼ作りからはじめました。食用のコメを作るための稲の品種は、台風などの自然災害に堪えるよう、より短い丈のものにしていくことが主流ですが、大きく立派なしめ飾りのためにより稲が太く長く育つよう古代米を育てたり、草取りの仕方も工夫しています。
稲本来の姿を活かしたしめ飾りの中で、ポイントになっている赤い「こ」(「ことほき」の「こ」)の封印。しめ飾りを民芸(名の知れない人によるアート)と捉えながらも、作り手のサインとして封印を施しています。
「ことほき」のしめ飾りのこだわりは、燃やせること。しめ飾りはお正月が過ぎると「どんと焼き/どんど焼き」で炊き上げるものですが、最近のしめ飾りには針金やビニールが使われていることがあり、畑などに燃え残ってしまうことが。「ことほき」のしめ飾りには針金やビニールを使わず、藁以外で使うとすれば麻紐くらい。燃やしたら土に還るようにしています。
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製作の様子(2019年)
しめ飾り作りを始めたのが20年前、と言うとずいぶんベテランのように聞こえるけれど、年末にしか作らないから回数はそんなに多くない。まだ始めたばかりの頃は、僕たちも「これはどうやってやるんだっけ?」なんて言いながら作っていました(笑)。
しめ飾りは、ご予約をいただき、年末に必要になる稲わらの総量を見込んで作付けをしているのですが、どれくらいの量を作付けしたらどれくらいのしめ飾りが作れるか、というのがだんだんわかってきました。
春に植えた稲を、夏のまだ青いうちに刈り取って乾燥させて、冬にしめ飾りを作る、というサイクルは、今ではなくてはならないライフワークになっています。
ことほき
kotohoki.com
鈴木安一郎(すずき やすいちろう)
1963 年静岡県生まれ
東京藝術大学 美術学部デザイン科卒 グラフィックデザイナー・アーティスト
女子美術大学・横浜美術大学・文教大学非常勤講師
平面作品を中心に個展およびグループ展での発表多数。現在ではギャラリーのアドバイザーを務め、国際展等の企画運営も行う。2010年には初の写真集「きのこのほん」を出版し、写真家としても活動しています。
*CLASKA発のWEBマガジン「OIL MAGAZINE」 の記事、Ambulant Colors - アトリエを巡る時間 久家靖秀 - (外部リンク)にて鈴木安一郎さんのアトリエの様子をご紹介しています。
安藤健浩(あんどう たけひろ)
1964 年神奈川県生まれ
東京藝術大学 大学院美術研究科修了 プロダクトデザイナー・アーティスト
(株) 安藤健浩デザイン室主催
立体アートをはじめプロダクトデザイン、商用ディスプレイや空間デザインを手がける。
2026年10月14日公開