

HAUのたね
写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume
新しい年がスタートし、早いもので1週間が経ちました。
皆さま、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
我が家のお正月は受験を控えている長女がいるため、特に遠出もせず近場でゆったりと。
恒例のお節作りはというと...今年は手抜きで黒豆だけとなりましたが、普段は作ることのない料理を一品でも時間をかけて作れたことにしみじみと一人喜びを感じていました。
(ちなみに余った黒豆はのちにお手製の抹茶パウンドケーキの中に。 これが作りたくて黒豆を煮たと言っても過言ではありません笑。 とってもオススメ!)
さて、写真は年末最後のお楽しみ、文字を書くアーティストとして活動されている鎌村和貴さんのワークショップの様子。
まずは自分が感じていることや大事にしていること、家族のことなどを伝え、鎌村さんがその会話の中から感じたことをヒントに一枚の紙に収まる程度の文字を決めていきます。
最終的に書いて頂いた文字は、「かろやかなはな」。
いつも軽やかで在りたいという思いと、娘の受験の成功を願って。
花のように晴れやかな年になるようにという希望を込めて書いて頂きました。
気持ちを言葉にのせること、そしてそれをアートとして飾ることができること。
この作品が身近にあるだけでなんだか心の中がポッと温かくなる。 鎌村さんの言葉と文字にはそんな不思議な力があるような気がしました。
“HAUのたね”として連載をリニューアルして早2年。
今年も生活者として、そして服作りをする一人の人として、日常のなんてことない風景や発見、自分が感じたことをありのままにお伝えしていけたらと思います。
白と黒のみで作られるかわいいとユーモアに溢れた素敵な空間でした。
安心感のある生地でありつつも、袖を通した時のさらりと軽やかな肌触り。
適度に張り感と光沢感のある綿ブロードで作ったスタンドカラーシャツは、釦を上まで留めるきちんとした着方はもちろん、タートルネックを下に重ねたり、ニットやサロペット、ワンピースのインナーにも! と着こなしの自由度が高い、 “ふつうのシャツ” を目指してデザインしたもの。
生地を洗い込みながら染め、最後にタンブラー乾燥で仕上げているため、自然で膨らみ感のある風合いがシンプルなデザインをより引き立ててくれます。
2021年秋の発売以来、お陰様で着実にファンが広がっているシャツですが、これからもずっと大事に着続けていきたいからこそ、もっとこうだったら良いよね! をプラスしてリニューアル。
以前は敢えてフロントボタンを3つにしていたのですが、隙間が気になってしまう…というお客様からのお声も頂き、今季はボタンの数を増やし、さらに新色として鮮やかな深みのあるサックスを加えました。
あえて前後差が広く、ヒップまで隠れる後ろ丈はそのままに。
これからも時代の変化と共に、長く愛されるよう少しずつ定番商品の見直しをしていきたいと思います。
合わせたボトムスは、裾がダブル仕立てのフォーマルパンツ、pants "jongen"。
色展開はアイボリー、グレー、サックスの3色展開になります。
新年に相応しい鮮やかな色で心もシャキッと!
<< 今回紹介したアイテム >>
◎ pants "jongen"(1月後半発売予定)
◎ stand collar shirts "noble"(1月後半発売予定)
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。

Profile
藁谷真生 Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes
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