HAUのたね

Vol.88 ふんわりと軽やかに、アルパカ素材のシアーニット

写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume


“brume” とは、フランス語で「霞(かすみ)」を意味する言葉。
その名の通り、モヘヤのような繊細な起毛感と、ほんのりと肌を透かすシアーな質感が魅力のクルーネックニットが出来上がりました。

素材は、ベビーアルパカ55%を贅沢に使用した細番の糸。
甘く軽やかに編み立てることで、繊細な毛足が生まれ、シンプルながらも独特の雰囲気を醸し出す一枚に仕上がりました。

こだわった点は、首元のネックライン。
メンズライクなニットの場合、私の好みとしては詰まった襟ぐりの方が好きなのですが、今回はふわっと優しい雰囲気の糸なので、あえて少し首元が開くように設計し、ほんのりと女性らしさを感じられるデザインにしました。

少し余裕のあるネックラインにすることで、インナーに襟付きのシャツや blouse "ciel" のようなフリルブラウスを重ねられる点も◎
重ね着次第で、様々な首元を楽しむことができます。

オススメのコーディネートは、メンズのスラックスのようなキリッとしたパンツ pants "oval" wool serge との組み合わせ。
ふんわりと明るいイエローのニットに対して、落ち着きのあるキレイめなボトムスを合わせることで、柔らかさの中にも凛としたスタイルが完成します。

足元には適度なリラックス感を出すためレザースニーカーを。
また、袖口にはたっぷりとギャザーを入れているので、ふと袖をまくった時のふんわりとしたボリューム感もとても良い雰囲気です。

HAUのたね

透け感が少し気になる・・・という方は、肌なじみの良いベージュかホワイト系のインナーを重ねてみては。 透け感がほどよく抑えられて安心して着用いただけます。

HAUのたね

blouse "ciel" との組み合わせ。 インナー次第で様々な表情が楽しめます。

HAUのたね

ホワイト、イエローの他に、ニュアンスのあるグレーもご用意。

<< 今回紹介したアイテム >>
◎ knit tops "brume"
◎ pants "oval" wool serge
◎ blouse "ciel"

*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。


Profile
藁谷真生 Mao Waragai

デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes


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