

HAUのたね
写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume
「これからの季節、とにかく涼しく、ゆったりと過ごしてほしい」
そんな想いを込めて、汗ばむ季節を味方にする、心まで軽やかになれるパンツを作りました。
暑い時期のパンツ選びにおいて、私が一番大切にしていることは 「生地」 と 「シルエット」 。
今回選んだ生地は、自然なシワ感が残る、まるでナイロン混のようにカラッとした風合いが特徴の 「ボイルコットン」 です。
一般的なボイルよりも密度をギュッと打ち込んでいるため、適度なハリがありながらもフラットすぎない、絶妙な表情が魅力の素材。
吸水速乾性にも優れていて、お洗濯後すぐに乾いてくれるのも、日常使いには嬉しいポイントです。
また、デザインは、見た目にも涼しい足首がのぞく8分丈に。
ウエストベルトに細かなステッチを入れたり、両サイドにアジャスターを付けることで、 HAU らしい工夫を加え、忙しい朝でも 「パッと履ける」 よう、ウエストはあえてファスナーをなくしたシンプルな仕様に仕上げました。
今回は、定番の stand collar shirts "noble" を合わせた、ふわりと軽やかなワントーンスタイルをご提案。
特に、シャツの中にポロニットを重ねた少しボリューミーでボーイッシュなトップスに、この軽やかなパンツを合わせるバランスは、私自身とても気に入っているコーディネートのひとつです。
仕上げに麦わら帽子とレザーシューズを合わせれば、大人のゆとりを感じさせる装いの完成。
蒸し暑い季節さえも味方につけてくれるボイルコットンのパンツ。
天然素材の心地よさと共に、気軽で気楽に夏のスタイルを楽しんでみて下さい。
シンプルなワントーンコーデは小物使いがポイントに。
パンツは、アイボリーとブラックの2色展開です。
セットアップのような雰囲気がお気に入り◎
<< 今回紹介したアイテム >>
◎ pants "boil cotton"
◎ stand collar shirts "noble"
◎ knit tops "polo" 5 (4月発売予定)
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。

Profile
藁谷真生 Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes
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