伊万里陶苑のなつめ土瓶です。その名の通り、ぽってりとした姿と柔らかな土の風合いで、なんとも穏やかな佇まい。
磁器ですが、陶器のように温かみのある質感。真っ白ではなく穏やかな印象です。
単品でも美しい土瓶ですが、しっくりくるなつめ汲出しと合わせたご使用もおすすめです。
自称「ひとり問屋」こと、クラフトバイヤーの日野明子さんほど、日本全国を飛び回っているという表現がピッタリな人を私は知りません。いつメールや電話をしても「昨日から徳島にきています」とか「いま、高岡で飲んでます」といった返事がかえってきます。
そんな日野さんに紹介して頂いたさまざまな「いいもの」のひとつが、この伊万里陶苑のなつめ土瓶と汲出しです。まあ見て下さい、この「瓜実顔」とでもいいたくなるぽってりとした穏やかなかたちを。シンプルで気取りのない、正直な人柄ならぬ、器柄が伝わってくるようではありませんか。敢えて純度のあまり高くない、鉄分を多く含んだ土を使っているので、磁器なのに陶器のような温かみを感じます。白ければいいってもんではありません。
毎日のように使う道具は、それを使う人の所作や生き方にまで、知らず知らずのうちに影響を与えます。だから道具選びは大切。この土瓶や汲出しのような健康的で美しい道具と毎日過ごしていれば、きっと健やかな日々を送ることができるのだと思うのです。
CLASKA Gallery & Shop "DO" ディレクター大熊健郎
『Discover Japan』(�判佝納辧�Vol.35 「名もなき逸品、名のある一品」より
【つるの取り付け方】
1. 本体の蓋を外します。
2. つるを留めるリングを上げ、先端部分を注ぎ口側のつる掛けに通します。つるの反対側はゆっくり広げておきましょう。
3. つる全体を注ぎ口側に傾けつつ、反対側のつるをゆっくり内側に押し曲げながら、つる掛けに通します。
4. つるを留めるリングを下げ、固定されているかをご確認の上、ご使用ください。
写真:野口祐一
- 土の性質により黒点や濁りがございます。その濁りが緊張を和らげ、独特の柔らかさを生んでいます。特徴であり、汚れや不良ではございませんのでご安心ください。



