
東屋の散蓮華(ちりれんげ)。
散った蓮の花びらの、一片のかたちに似ていることに由来しています。
左から、石灰、志野、織部、黒飴の4種類。
デザインを手がけたのは、アートディレクターの渡邉かをるさんです。

良質な伊賀の土で、型打ちと呼ばれる手法で成形しています。
土の風合いや職人仕事の温かみが感じられる、日本の食卓に馴染むレンゲです。

口に含みやすい、小ぶりなサイズ。手に取ると薄めで持ちやすく軽さが感じられます。

持ち手の先の形状は、花びらにとまった蝶をイメージ。

食卓に置いて自立するのもうれしいところ。

土と同じ伊賀で取れた4種類の釉薬を使っています。
こちらは、土の表情や味わいが表れた「石灰」。

乳白色のような白に時折混じる緋色が温かみを感じる「志野」。

深い光沢のある緑が印象的な「織部」。

艶やかな美しい「黒飴」。

汁物や焼き飯、鍋料理にも活躍します。

内外に見える細かなひびは、伊賀の土の性質上、自然に発生するもので、使用には差し仕えありません。

ところどころに土のざらざらとした表情や石はぜが見られる場合がございます。それぞれの風合いのひとつとして、お楽しみください。
写真:野口祐一
ご使用について
- 手作りのため一点ずつ表情が異なります。
- 伊賀土は自然の粗さが特徴です。においや水がしみ出ることを防ぐために必ず「目止め」を行ってください。
- お茶に含まれるタンニンが土に含まれる鉄分と反応し、しみ出て模様のように現れる場合があります。 目止めに加えご使用前に水かぬるま湯に十分に濡らしてからお使いいただくと軽減されます。
- 塩分の濃い液体を入れたままにしておくと染み込み、においがとれなくなる場合がありますのでご注意ください。
- カビの発生を防ぐためご使用後はよく洗い、十分に乾燥させてからおしまいください。