フランス南西部 ロット=エ=ガロンヌにある、サン マリア ドゥ ラ ガルド修道院。
修道院の中にある工房では、修道士が履くためのサンダルを修道士が作っています。
フランス南西部、ボルドーとトゥールーズの間の山間に位置するガルド修道院は、サン マドレーヌ デュ バルー修道院の分院として2002年に建立されました。
サンダルの工房や養蜂場、果樹園などのさまざまな施設がある建物内で、修道士たちは聖ベネディクトの教えを守り、「Ora et Labora(祈り、そして働け)」という考えのもと、日々祈りを捧げながら与えられた仕事に精を出しています。
祈りの時間以外で製作するため、出来上がるのは月に100〜150足ほど。そのためフランス国内以外ではほとんど流通されてこなかった希少なサンダルです。
工房では、フランスの歴史ある靴メーカーの指導のもと、伝統的な技術でひとつひとつ手作りされています。
しっかりと肉厚な牛革は、同じフランス南西部の都市ポーにあるタンナーから仕入れたもの。
履き込んでいくことで、硬い革から次第に馴染み、上品な艶が増していきます。
ストラップは、5段階で調整可能です。
ガルド修道院の刻印付き。
アウトソールには、軽量で耐摩耗性、衝撃吸収性に優れたイタリアのソール専門メーカー・ビブラム社のラバーを使用。きちんと歩きやすさも保たれています。
修道院では、夏以外は厚手の靴下と合わせて一年を通して履いています。そのため、サイズ表記より、若干(0.5mmほど)大きめに作られています。素足での着用時は、少し大きく感じられるかもしれません。
多少のサイズ感はストラップで調整いただくことも可能です。
修道士のイラストが描かれた素敵なデザインの巾着に入れてお届けします。
さまざまな着こなしに合わせやすいベーシックなデザイン。
夏は素足で、秋冬はウール、春はリネンの靴下を合わせて、季節を問わず活躍します。
製作の背景に思いを馳せながら、経年変化で生まれる艶や風合いをお楽しみください。
写真:野口祐一
- 天然の革を使用しているため、革本来の傷やシワ、表情の違いがございます。
- 製造過程で生まれる小さな傷がついている場合がございます。予めご了承ください。
- 手作りのため、サイズや厚みなどに多少の個体差がございます。
- 直射日光を避け、風通しのいい場所で保管ください。