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そぼろのぬいぐるみバッグチャーム

普段は一点一点、すべて手作りでユニークなぬいぐるみを作り続けているぬいぐるみ作家・そぼろさん。このたび、そぼろさんのオリジナルぬいぐるみを元に CLASKA Gallery & Shop "DO" でバッグチャームを作りました。商品化に至った経緯などを伺ったインタビューと共にお届けします。

ぬいぐるみ作家・そぼろさんインタビュー

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────そぼろさんと CLASKA Gallery & Shop "DO" が出会ったきかけは何だったのでしょう?

そぼろ:埼玉にある川越氷川神社さんで開催された「ご縁市」というイベントに出店した際、イベントの企画に携わられている折形デザイン研究所の山口信博さん、美登利さんご夫妻とご縁ができまして。ご夫妻が CLASKA Gallery & Shop "DO" ディレクターの大熊健郎さんを紹介くださったんです。

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「そぼろのおとぼけぬいぐるみ」(誠文堂新光社)より

────大熊がそぼろさんの作品の中でも特に気に入り購入、愛玩しているというのがこちらの「幸福の青い鳥」。なんとか10個お願いして作っていただきお店で販売したほか、何度か企画展も開催しましたね。

そぼろ:2013年に渋谷パルコ店で「そぼろプラネット」展、2015年にも同店で「そぼろのポーチ展」を。湘南T-SITE店でもフェアを行ったほか、2016年には大阪店で「真そぼろ展」を開催しました。

────そんなお付き合いの中で、大熊から「一点一点が手作りの作品であることもいいけれど、プロダクト的に活かすのはどうですか?」と伺ったところ、興味をもってくださったと聞きました。

そぼろ:はい。ちょうどその打ち合わせの時に、自分で作ったぬいぐるみのキーホルダーをバッグに付けていたんです。それで「こんなキーホルダーがあったらいいかも!」というお話に。

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────黒猫、青い鳥、イエティ。この3種類はどうして選抜されたんですか?

そぼろ:1種類よりも仲間がいた方がよさそうだということでまず、3種類にしましょうと。どの3種類にするのかは、これまで作った作品を大熊さんに見ていただき、そぼろらしさに、クラスカらしさも考えて検討しました。最初に決まったのは、イエティです。

────イエティ!意外でした。イエティにはいちばん「何これ感」があって、珍しいですよね。

そぼろ:フワッフワの毛並みで作ると、きっと皆さんに可愛がっていただけるだろうとすぐに決まりました。笑

────実は今、店頭ではイエティがダントツで売れています。2位が黒猫、3位が青い鳥。大熊も気に入ったように、男性には青い鳥が人気のようなのですが。商品化にあたって苦労されたことはありますか?

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そぼろ:再現性ですね。本来そぼろのぬいぐるみは、1体1体それぞれのラインやバランスをしっかり把握して、それに対してどう表情付けるかをかなり強くイメージしながら作っていきます。なので、今回工場の人の手で作ってもらうにあたって、どのくらい調整できるのかわかりませんでした。大熊さんはOKと思われたサンプルでも、わたしには「もうちょっと・・・」ということがよくありました。

────サンプルチェックを何度も繰り返されたんですね。

そぼろ:形から刺繍の糸の色から、何度もチェックしました。ぬいぐるみ屋さんと直接お会いして打ち合わせも。サンプルと言ってもまず、工場の人の見本になるモデルサンプル、次に工場で作る量産用のサンプル、と段階がありまして。その差が出たためにやり直したことも。大熊さんからはじめにお話いただいてから、かれこれ2年越しくらいでようやく形になりました。

────2年越し!待望の商品化ですね。仕上がりをご覧になっていかがですか?

そぼろ:予想していた以上に原型を保ちつつ、手に取りやすい雰囲気に仕上がったと思います!

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「そぼろのおとぼけぬいぐるみ」(誠文堂新光社)より

────ところでそもそも、ぬいぐるみ作家になられたきっかけは何だったのでしょうか。

そぼろ:藝大の油絵科だったのですが、そこは各々、どんな媒体で表現しても良い場でした。大学院の終了時に、私はぬいぐるみを使ったインスタレーションを作品として発表しました。その時のぬいぐるみ作りがとても楽しかったのを覚えていて、その後「コアラの”そぼろ”が書く」という設定のブログを始めたのですが、そのコアラを立体化できないかと考えだし、ぬいぐるみを追究するように。そのまま”そぼろ”としてぬいぐるみ作りを続けてきました。

────コアラは、そぼろさんご自身を象徴するアイコンになっています。 (> そぼろさんのホームページ

そぼろ:ちなみに、ぬいぐるみをいちばん最初に作ったのは小学2〜3年生の頃です。給食のおばさんが辞めちゃうから、クラスのみんなでプレゼントを贈ろうと。母から教わって、フォークとスプーンを持った人形を作りました。

────フォークとスプーンを持った人形!?小学校低学年にしてはずいぶん凝った形ですよね。

そぼろ:凝り性なんですよね。夢中で夜までずっと作った記憶があります。コットンの生地を手縫いして、裏返して、綿を詰めて。

────大熊から、そぼろさんのお父様はなんと、フライ・フィッシング用の竹製の竿「バンブー・フライロッド」を作られている日本の第一人者であると聞きました。職人気質は血筋でしょうか。

そぼろ:自身を「職人気質」と呼べるのかどうかは分かりませんが、作ることに関して夢中になるのは絶対に父親譲りだと思います。

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そぼろ:この竹の棒は、その父が作ったものです。継ぎ目が見えないように仕上げてあるのでわかりにくいですが、三角形に加工した竹を6本接着して作られています。とても頑丈で、ぬいぐるみに綿を詰めるのにちょうどいいんです。普通の箸だとよく折れてしまっていたのに、これはまったく折れません。もうこれがないとダメですね。

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────2014年に「そぼろのおとぼけぬいぐるみ」(誠文堂新光社)の本が出て以降、今や大変な人気作家になられましたよね。

そぼろ:今のところ毎月webで限定数の販売をさせていただいていますが、1人でコツコツ作っているためどうしても数に限りがあり、ご希望してくださる方全員にお迎えいただける状態ではなくて。その点、今回のキーホルダーはより多くの方に手に取っていただきやすいと思っています。これをきっかけに、そぼろの作っている世界観のようなものを多くの方に知っていただけるととてもありがたいです。

────小さいですが、そぼろさんの作品世界を感じていただけるものができました。

そぼろ:小さくても家族として迎えてくださってるんだなぁ、と思うコメントやご連絡をすでに多くの方からいただいていて、とても嬉しいです。わたしは彼らを「大量生産のぬいぐるみ」とは呼ばず、「世の中に兄弟多い系の子たち」と呼んでいます。中には、”(このキーホルダーを)持ってる人とも皆兄弟!”と仰ってくださった方もいらっしゃいました。笑

────バッグチャームとして使う以外に、そぼろさんオススメの楽しみ方や遊び方はありますか?

そぼろ:3人を仲間として3体一緒に飾る、とか。家族で持ってお父さんはイエティ、お母さんは黒猫、わたしは青い鳥、みたいに決めても楽しいですよね。

────3人組のトリオでコントや寸劇をやってみるのも面白そうです。さあ、いよいよ CLASKA ONLINE SHOP でも販売開始。海外からのご注文も承っていますので、この子たちが世界へ行く可能性もありますよ。

そぼろ:わあ、それは楽しみ!ぜひ世界中に兄弟ができると嬉しいです!

────3人の今後の活躍が楽しみです。今日はほんとうにありがとうございました!

そぼろ:ありがとうございました!

2019年9月10日 公開

撮影・文:速水真理(CLASKA)