SOUTHERN FIELD INDUSTRIES

©SOUTHERN FIELD INDUSTRIES

どこか遠い国、森の奥から届いた
素敵な物語のような鞄があります

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堅強な帆布と最高品質のレザーが醸し出す品格。
シンプル、無骨、それでいて洗練された佇まい。
持つと、凛とした気持ちで世界を旅したくなる。

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どこか遠い外国から来たのか、
国籍不明の雰囲気も魅力的なこの鞄。
実は、日本の埼玉で作られているのです。

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取り扱いラインナップ

SOUTHERN FIELD INDUSTRIES SOUTHERN FIELD INDUSTRIES SOUTHERN FIELD INDUSTRIES SOUTHERN FIELD INDUSTRIES

SHOPPER 350 LEATHER BOTTOM Indigo/Black
[CLASKA 限定色]

24,840円(税込)


SOLD OUT|完売しました。

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SOUTHERN FIELD INDUSTRIES の鞄が生まれる場所を訪ねて

SOUTHERN FIELD INDUSTRIES の鞄は、岡田学さん・恵子さんご夫婦が、たったふたりですべて手作りされています。埼玉の緑豊かな丘陵地に囲まれた、ある小さな町。ご自宅と仕事場を訪ねました。

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原点は、父の馬装品づくり

岡田学さんと恵子さん。2007年にこの地へ引っ越し、翌年 SOUTHERN FIELD INDUSTRIES を立ち上げました。それ以前まで学さんは、お父様の仕事である馬装品製作を手伝い十数年間、手仕事の大切さと素晴らしさを学びながら技術を磨く日々。しかしある時、より安価な工場へ下請けが回るようになるなど不景気の煽りを受け、やむなく廃業に至ってしまったのです。目の前に残ったのは、革と帆布。縫製用のミシン。この使い慣れた材料と道具で、やれることから始めるしかない。奇しくもお父様が40歳で脱サラして工場を始めたのと同じようなタイミングで、自身の仕事場を構えたのでした。

「長年作ってきた馬装品は競争馬用で、競馬会に向けたものでした。クライアントを失い、どうしたものかと思案していたところ、たまたまこの土地の周辺には乗馬クラブが10軒以上あると気づき、個人の馬主にアプローチしてみることにしたのです。例えば、『ホースブランケットを作れます』と。」

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資料画像提供:SOUTHERN FIELD INDUSTRIES

馬にも、人にもいいものを

「ホースブランケットは、馬の身体の保護や防寒のために厩舎で着せるものです。既製品も存在するのですが、馬の身体のサイズに合っていないと傷ついたり、ストレスがかかる心配があります。そこで、自分たちは『馬の身体を測って、オーダーメイドで作ります』という提案をしました。ところがなかなか売れません。馬主の世界では『輸入モノで固めたい』というブランド志向が根強いのも感じました。

海外製のものは、ナイロンやポリエステルで作られたものが主なのですが、日本の気候は湿気が多いので、蒸れて湿疹やアレルギーの原因にもなりかねません。僕自身、下着はコットン派ですし、馬も人間と一緒なんですよね。肌に気持ちよくて、触れたときにしっくりくるのは、やっぱり自然素材。自分たちが作るホースブランケットは、コットンやキャンバス地に限ります。化学繊維と比べると汚れやすいなど、メンテナンス性が悪くデメリットもありますが、ブランド物より馬にとっていいものを、という考えで、オーダーメイドの提案を続けていたのです。

そのうち、『こういうものを作れないか?』という声をいただくようになりました。例えば、乗馬用のヘルメットやブーツを入れる専用のバッグ。キャンバス地にレザーのハンドルを組み合わせて作り、乗馬の競技会の会場にブースを出して販売したところ、少しずつ売れるようになってきたんです。」

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バッグ作りの始まり

「そこから『馬用のものにこだわらず、日常的に使えるバッグを作ってみよう』と思いました。ふつうの、ごくシンプルなトートバッグを。早速オンラインストアを設け、売り始めてみました。でも自分たちのところだけに載せていたって、まったく売れる気配がありません。そこで、Etsy に出してみることにしました。今でこそ日本にもハンドメイド品のオンラインマーケットがありますが、当時は先駆けでしたよね。

Etsy は、世界中の人が見ています。反応があるのかどうか、遊び半分で試しに出してみたようなところもありましたが、ロサンゼルスやニューヨークにあるお店のオーナーやバイヤーから、ちょっとずつオーダーが入るようになったのです。いわゆる個人の手作り品と比べると価格設定は高めだったのですが、それでも売れたぶん、自信を持って続けてみようというきっかけになりました。」

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日本より先に、世界が注目

「ある時カナダの人気ファッションブロガーが気に入ってブログで紹介してくれ、反響が広がりました。OLD FAITHFUL SHOP での POPUP に声がかかったり、パリやニューヨークで開催されているトレードショー "MAN / WOMAN SHOW" にも、今や規模がかなり大きくなりましたが、まだ出展者が20にも満たなかった初回から、唯一の日本ブランドとして出展することに。そのたび少しずつ、世界に取引先が増えていきました。すべて運、縁、タイミング・・・・・・そういったことをありがたく感じるばかりです。出会ってきた目利きややり手のオーガナイザーたちから、商売のなんたるかも、すべて教えてもらいました。」

その後の2014年、"MAN / WOMAN SHOW" が東京の明治記念館で開催されると日本のバイヤーの目にも留まり、徐々に日本国内へ逆輸入のような展開に。CLASKA Gallery & Shop "DO" ディレクター 大熊の耳にも届き、PADDLERS COFFEE で開催された SOUTHERN FIELD INDUSTRIES の ONE WEEK STORE を訪れたことが、岡田学さんと初めて出逢い、バッグを気に入って愛用し始め、CLASKA Gallery & Shop "DO" で取り扱うきっかけとなったのでした。

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夫婦二人三脚のちから

「苦労もあるけれど、何より、サポートしてくれる奥さんの存在が大きいです。」と、しみじみ目を細める学さん。「まだ商売として全然やっていけなかった頃、数年間は、看護師の仕事をしていた妻に食べさせてもらっていたようなものでした。それでも信じてくれていたのがありがたかったです。お金が無くて、持っていた車からレコードから、売れるものならとにかく何でも売ってお金に換えた時期さえあったにも関わらず。実は、いよいよ辞めて就職しようと面接まで行ったことがあったのですが、そのとき止めてくれたのも奥さんでした。」

バッグの販売がようやく軌道に乗り始めた2014年頃から、奥さまの恵子さんも製作に加わることに。「看護師をしていましたが、もともと物を作るのは好き。そして何か、学さんと一緒に居てできる仕事がしたいと考えていたんです。」と、学さんを見つめ微笑む恵子さん。以来、帆布を裁断したり革を磨いたりと、縫製以外の、段取りの部分を主に担当されています。「単純な作業ほど、実は時間がかかる。大事な工程です。」と、信頼の眼差しを向ける学さん。おふたりの深い愛情と二人三脚で作られるバッグには、幸せなちからが宿るように感じられます。

バッグのデザインについても、ふたりで話し合いながら。例えば恵子さんがふと発したアイディアで、学さんの頭に「いいね!」「作りたい!」の光が灯ると、ものづくりが走り出し、どんどん形が見えてくる。一方で、「新しいものを作ろう」という以上に「より良くしよう」とすでにある製品を見つめ直すことの方が多く、常に改良・進化を続けているのだそうです。

父の背中を越えてゆく

「父親が工場を畳んだ背中を、見てきました。『売上を上げ続けないと商売を維持できないんだ』ということが骨身に沁みているからこそ、いま一所懸命にやっています。父親の工場が最後にあった地が、埼玉県富士見市の『南畑(なんばた)』。そこから "SOUTHERN FIELD INDUSTRIES(=南の畑の工場)" という名前にしたのです。」

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仕事場を見せていただきました。

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リビングルームのガラス窓から中庭越しに見える、離れが仕事場。

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日本最高品質のレザーと称される、栃木レザーを使用。「ほかの革も試してはみたけれど、栃木レザーが一番でした。」

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「バッグづくりのいちばんの肝は、裁断です。裁断『命』と言ってもいいでしょう。ちょっとでもラインがずれると、最後に縫い合わせるときに縫いづらく、うまく合いません。硬い6号帆布は、裁断機では歯が立たないため、型紙をあてて型を取り、1枚ずつ、ローラーカッターで切り出しています。量産している会社から見ると、帆布を重ねずに1枚ずつ裁断しているなんて、かったるいほど効率の悪い作り方かも知れませんが・・・・・・。」

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試作を繰り返してできた、現在の定番製品の型紙。

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山なりになった筒型の形にこだわった革のショルダーバッグも、本体と底のパーツがぴったりと隙間なく合わさるのが肝。

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ショルダーバッグの真鍮金具もまた、こだわりの特注品。既製品はショルダーを通す輪の部分が上下にしか動かない。自在に動いた方が使いやすいと思い、金物屋に依頼して360°回る構造に。

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CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店での展示販売に向けて、鋭意製作中の品々。定番のラインナップに加えて CLASKA 限定カラーも登場しますのでお楽しみに。

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「ふたりだけで1つ1つ作るのにとても時間がかかっているので、もっと量産できるように仕様書化できるといいなという願いもありますが、欲張るとよくないとも思っていて・・・・・・、今はこのやりかたです。」

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学さんを近くで見ているのが幸せ、という様子のラブラドール・レトリバーのジャスミン(もう一匹、写っていませんが黒のマギーもいます)と、恵子さん。

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仕事場からも自宅のリビングルームからも見える、野鳥たちのためのエサ台。

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取材に伺った当日は雨模様でしたが、晴れた日のお庭の様子も写真で見せていただきました。

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画像提供:SOUTHERN FIELD INDUSTRIES

自分たちが食べる野菜や果物を、庭で育てる。より快適に楽しく過ごせるよう、DIYで家や仕事場に手を加える。SOUTHERN FIELD INDUSTRIES の製品も、ウェブサイトも、ぜんぶ自分たちで作る。

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画像提供:SOUTHERN FIELD INDUSTRIES

手間を惜しまず妥協せず、誠実に、健やかに。自らの暮らしと人生すべてを自らの手でクリエイトしながら、世界中へ製品を届ける旅をする。SOUTHERN FIELD INDUSTRIES の鞄には、おふたりの紡ぐ素敵な物語が詰まっているような気がしました。

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CLASKA ONLINE SHOP アイテム一覧

2018年7月30日 公開
2018年8月4日 商品販売開始に伴い更新
2018年8月27日 企画展会期終了に伴い更新