For international shipping, mail us your orders.
配送料 全国一律 650円 10,000円以上ご購入で送料無料
GIFT WRAPPING ギフトラッピング 200円 ご利用前に必ずお読みください

身近で素朴な山野草や雑草と呼ばれる草、樹木の美しさを伝える活動をしている榊麻美植物研究所の榊さんから、盆栽と暮らす日常の愉しみを教わります。

第4回:秋の山野草

一時期の雨続きから、一転。残暑がやってきて、日中は太陽の光をたっぷりと植物達が浴びています。とっても気持ちよさそう。

とはいえ、暦では「処暑」の頃。朝晩はひんやりと涼しい風が吹き、秋の気配を感じるようになりました。植物達の乾き具合も夏のピーク時に比べるとゆっくりとしてきて、活動が落ちつき、少しずつ休眠への準備を始めているのだなぁと感じます。

秋になると楽しみなのが、萩やススキ・リンドウ・野紺菊・紅チガヤ・桔梗などの山野草。春の山野草の可愛らしさとはちょっと違う、趣のある雰囲気がとても好きです。紫や淡いピンクといった色、風にたなびく姿や花・葉の形がそう思わせるのかもしれません。

特に好きな山野草は「岩沙参(イワシャジン)」「笹竜胆(ササリンドウ)」「萩(ハギ)」。

萩は秋の七草のひとつ。木萩やヤクシマハギ、丸葉萩・・・種類は様々で葉の大きさや形などに少しの違いはあれど、小さなピンク〜薄紫色の花が愛らしく、朝露などが葉に光る姿もとても美しい。お彼岸の頃に作る「おはぎ」は、小豆の粒が萩の花の咲き乱れる姿と似ていることに由来するそう。

岩沙参はキキョウ科の植物で、すっと伸びる茎に小さな紫や白の釣鐘型の花が嫋やかで風情がある。自生するものは渓谷や山地の岩場に生えていることに由来する。花期がとても長く、花が咲き始めてから3週間程お花が楽しめるのも好きなところ。

そして笹竜胆。リンドウのかわいらしい花とのギャップがある漢字。由来は、根を漢方として使用するのだが、それが竜の肝のように苦いことから名付けられたとされる。笹竜胆は、茎が細く地を這うように伸びる品種で、沙参同様花期がとても長く、濃い紫色の花が鮮やかでとても美しい。

秋風が涼しく過ごしやすい季節。お休みの日、山野草の本を片手に秋の野山や自然公園を散策しながら、お気に入りの山野草を見つけるのもよいかもしれませんね。

榊 麻美


1980年 静岡県生まれ。アパレル業を経て、塩津丈洋氏に師事し植物の世界へ。2016年春、独立。榊麻美植物研究所を立ち上げる。
sakakiasami.com

*2017年9月14日(木)〜10月2日(月)、CLASKA Gallery & Shop "DO" 日本橋店(コレド室町3 2F)で榊麻美植物研究所展「朝露宿る」開催。9月18日(月祝)・24日(日) 盆栽ワークショップ 参加ご予約受付中。満員につき受付終了しました。

2017年9月5日 公開