「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のブランドビジュアル

HAU 藁谷真生の「今着たい服、こんな服。」

CLASKA が発信するアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナー藁谷真生が綴る、
服作りにまつわるエピソードや日々のおしゃれにまつわるあれこれを毎週土曜日更新でお届け。
今回は、さらりと快適な着心地で、ご家庭でのお手入れも可能なコットンニットトップスのお話しです。

第97回:さらりと気持ちいい、洗えるニット。

「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のニット

knit tops "homme"

ドライ感のある糸で編み立てたニットは、国内の染色工場で製品染めを施しました。
長年ニットの企画には携わってきましたが、この糸を発見した時、ニット自体にそもそも製品染めができるという事実に発見と驚きがありました。
(ニットを製品染めをするとかなり縮んでしまいそう......という勝手なイメージもあり......。)

製品染めと言うと、洗いを重ねることによって生まれるクタッとした雰囲気が特徴的ですが、 このニットは程よい光沢感と細番手の糸という効果もあり、見た目はとても上品な雰囲気。
更には、弱水流での洗濯試験をクリアしているため、これからの汗ばむ季節やちょっとした汚れで洗濯したい時、気兼ねなくすぐにお家で洗えるところも嬉しいポイントです。

私自身春夏に着るニットがとても好きなのですが、やはりジメジメとした湿気の多い日や暑い日は半袖 T シャツの出番がやや多め。
夏の終わりにはその T シャツも徐々に制服化し、マンネリ感も否めません......。
そんな T シャツばかりになりがちな夏、長袖一枚で暑さ、湿度、梅雨の寒さに対応できるトップスがあれば理想的!と思い、かたちにしたのが今回の knit tops "homme" です。

かたちは、ゆったりしたサイズとユニセックス感が特徴のシンプルな長袖トップス。
全体のサイズ感はやや大きめの作りですが、こだわったのは袖口です。
サイズがゆったりとした薄手のニットはそもそも袖口もゆるく、どうしても手の甲まで袖が落ちてきてしまうものが多いように感じていました。
そこで今回は、袖がきちんととまるよう、袖口を伸びにくい始末にしたり、手首の部分でとまるほどのサイジングを心掛けました。
これで暑いときに袖をまくっても落ちてくる心配はありません。

また、両脇にある長めのスリットで今の気分をプラス。
インナーをチラッと見せたりと、細かな部分ですがシンプルだからこそ快適に着用できることを想定しながらデザインに落とし込みました。

高温多湿な時期にこそ試していただきたい。
そんなサラリとした肌触りが気持ちいい、ウォッシャブルニットが出来上がりました。

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HAU の、2021 Spring & Summer カタログができました。CLASKA ONLINE SHOP で商品をお買い上げくださった皆さまにプレゼント!ご注文商品に同梱してお届けします。(※カタログの限定数に達し、プレゼントを終了しました。

CLASKA Gallery & Shop "DO" 各店店頭でもご覧になれます。

<HAUの取扱い店舗に関して>
CLASKA Gallery & Shop "DO" 各店、および全国各地のセレクトショップにて順次展開中。CLASKA ONLINE SHOP でも全ラインナップ展開します。(順次発売予定)

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「CLASKA(クラスカ)」発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」デザイナー藁谷真生のインタビュー記事写真

2021年4月17日 公開

撮影・編集:山本純子(CLASKA)

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