私の愛用品 〜お守りみたいなもの〜

CLASKA のスタッフが自身の愛用品の魅力について語るちょっとしたコラム。
第23回は、スタッフが中国茶を淹れる時に使っている、「東屋」の小急須の話です。

第23回:過程も楽しみながら育てている急須

急須

5年ぐらい前、台湾を旅行した時に飲んだ中国茶が忘れられなくて、中国茶の教室に通い始めたんです。教室に通っているうちに、家でも飲みたくなり自分の急須が欲しくなったので、「いいものはないだろうか」とあちこち探していました。

そんな時、たまたま当時働いていたたまプラーザの店舗で、お茶をテーマにした企画展をやったんです。そこでこの小さな急須を見つけました。デザインに無駄がなく、色味の落ち着いたこの急須が自然と目に留まり、何度か持ってみてお茶を入れる動作を試したところ「見た目も使いやすさも理想的で、私にぴったりなんじゃないか」と思い、購入しました。

急須

この急須の魅力は何といっても可愛らしいしい大きさ。手のひらサイズの一人用急須なので中国茶を淹れるにはぴったりで、家で美味しく淹れられるよう練習する時も小さいほうが量も多すぎず、こまめに練習できるのでちょうどいいです。

中国茶を淹れる時は、決まって時間と心にゆとりを持つようにしています。美味しく飲むのはもちろんですが、そうすることでお茶をゆっくりと淹れるところからその時間や香りを味わえて、気持ちもリラックスできるし、飲む前も後もまとめて楽しめるんです。少しの間、日常を忘れられるのもいいなって。

急須

中国茶を淹れる時は、いつも片手で取っ手を持ち、そのまま人差し指で蓋を抑えて淹れます。

この急須は素焼きなのでお茶を淹れる回数を重ねるごとに、土にお茶が染み込んでいって、味も美味しくなるし、使っていると表面に艶も出てくるみたいです。そういった味のあるものや経年変化したものがとても好きなので、これからも日々使っていい味を出していきたいですね。その過程を味わいながら、ますます自分にとっての“愛用品”になっていく様を、楽しもうと思います。


(CLASKA ONLINE SHOP スタッフ 佐藤夏奈子)

公開日 2021年10月22日
聞き手・写真・文 黒沢友凱