SEPT SEPTIÈME －色に出会う－

SEPT SEPTIÈME（セット・セッティエーム） —— フランス語で７/７。
1週間のうち、毎日でも、大人の女性が着たくなる服。
そんなコンセプトをもつ堀井和子さんと"DO"が一緒に作る服は、着る人を、軽やかに、心地よく包んでくれます。
今日も、明日も、明後日も、いつも寄り添ってくれる相棒のようなアイテムたち。
2023年は、“色に出会う”をキーワードに、お届けします。

スタイリング：堀井和子　写真：公文美和　編集：島田奈津子（CLASKA）

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ふわりとクールに

グレーのパンツにふわりはおったピンクのカーディガン。
きりっとクールなピンクが、空間全体に浮き立ちます。

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「撮影で使用したのは、床も、棚も、グレーの空間。この空間で、濃いグレーのコットンパンツ、グレーの T シャツ、濃いピンクのカーディガンを合わせました。カーディガンの色合いは、“フューシャピンク”。甘すぎないキリっとした色が、グレーとの組み合わせによく映えます。」

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｜ Wearing Items ｜
カーディガン：ニュアンスカラーをフワッと着るドライコットンニットカーディガン / ピンク（SOLD OUT）
ボトムス：グリーフラネルのコットンパンツ（SOLD OUT）

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目を引く色合わせ

ベーシックなシャツとスカートに、鮮やかなグリーンのカーディガン。
グレイッシュな空間の中で、ハッと目を引くコーディネートです。

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「水色のシャツ、颯爽としたストライプのギャザースカート。ベーシックな色合いのアイテムに、“おやっ”と目をひくヴェール（フランス語で緑）のカーディガンを合わせました。
グレーの棚にシンプルに並んだ SEPT SEPTIÈME のカーディガン、スカーフ、T シャツも、さり気なくきいています。」

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｜ Wearing Items ｜
カーディガン：ニュアンスカラーをフワッと着るドライコットンニットカーディガン / グリーン（SOLD OUT）
スカート：ヒッコリーストライプのギャザースカート

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浮き立つデザイン

モノトーンのポスターを背景に並ぶのは、2023年の新作アイテム。
それぞれのデザインをじっと見つめて…。

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「一着一着をしっかり見ていただけたらと、新作の3点を掛けました。鮮やかなフューシャピンクのカーディガンは、思い描いていた通りの綺麗な色に仕上がりました。スカートは、デニムっぽい白い生地に、さり気ないストライプで、飽きのこない一着。シンプルに T シャツと合わせても楽しめます。
背景のモノトーンのポスターにした写真は、これまでに撮りためたもの。上から順に、サーヴィングポットとトースター、フランスのアトリエの入り口、マンション屋上のジャングルジム、アパートメントの階段。」

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｜ Wearing Items ｜
カーディガン：ニュアンスカラーをフワッと着るドライコットンニットカーディガン / ピンク（SOLD OUT）
Tシャツ：Tシャツ sept septième / OBJET
スカート：ヒッコリーストライプのギャザースカート

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ディテールに驚きを

カマンベールの T シャツに銀色のネックレス、そこにシャツをさらりと羽織って。
シャツの爽やかなストライプが、全体をシックに引き締めます。

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「グレーっぽく見えるシャツは、近くで見ると、黒の細いストライプがクール。このディテールを伝えたくて、敢えて寄って撮影しました。カマンベールの T シャツにさらりと羽織れば、シックでありながらハッとするような印象に。」

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｜ Wearing Items ｜
シャツ：コットンリネンマイクロストライプシャツ（SOLD OUT）
Tシャツ：Tシャツ sept septième / カマンベールチーズ

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気になる色合い

壁の向こうに見えるのは、クリアバッグに、濃いピンク色のスカーフ。
あの色合いは何だろう、あの柄は何だろう…。

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「鮮やかな色が印象的なスカーフは、フューシャピンクのカーディガンよりもさらに濃いピンク色。ふわりと軽やかにバッグに結んだスカーフは、近づいて見てみると、トーストの柄が描かれています。
横から光の差し込む、ゆるやかに陰影のついた舞台のような空間で、スカーフとバッグが浮き立ちます。」

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｜ Wearing Items ｜
スカーフ：scarf トースター
バッグ：クリアバッグ OBJET

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シックに上品に潔く

印象的なあんず色の背景で、目に飛び込むのは、シャツの深いブルー。
グレーのスカートと淡いグレーのトートバッグと合わせて、シックに、上品に、潔く。

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「シャツの愛称は、“ブルーフォンセ”。フランス語で紺色という意味です。大きな襟に、濃く深い青が印象的なシャツ。そのシックで潔いニュアンスを、何気ないグレーのスカートと、淡いグレーのトートバッグですくい上げました。
服を選ぶ時は、トレンドとは関係なく、好きな色や、シンプルに組み合わせられるかどうかも、大事にしています。」

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シャツ：ブルー・フォンセショートスリーブシャツ（SOLD OUT）

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文字踊る

踊るような文字が、きりっと印象に残る、モノトーンの T シャツ。
さりげないブルーデニムと白のスニーカーとともに。

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「いたずら書きのような筆の文字が躍るのは、新作の T シャツ。2022年の企画展で凧にコラージュした文字を、T シャツにもプリントしました。ユーモラスでインパクトがある文字は、着た時にちょうどいい位置で躍ります。
何気ないデニムとスニーカーと合わせて、きりっと、印象的に。」

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Tシャツ：Tシャツ sept septième / OBJET

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色の冒険

例えば、“ピンク”といっても、色合い、ニュアンスはいろいろ。
歳を重ねて、以前は好きでなかった色でも、
色合いによって、ものすごく好きだなぁと感じることに気づきました。

長い年月をかけて、様々な色と出会う。
ある年、ある季節に、急にこの色を着たいと思ったりする。
普段は、グレーやモノトーン、デニムのブルーなど、ベーシックな色のアイテムを選んでいるけれど、
そこに、ちょっと冒険したいヴィヴィッドな色を加えると、案外コーディネートが決まります。

そして、さらに、積極的に、色と色を組み合わせてみたくなるのです。

堀井和子

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Profile
堀井和子　Kazuko Horii
東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家として、レシピ本や自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍や旅のエッセイなどを多数出版。2010年から「1丁目ほりい事務所」名義でものづくりに取り組み、CLASKA Gallery & Shop "DO" と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行う。
OIL MAGAZINEにて連載堀井和子さんの「いいもの」のファイルを更新中。

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