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とらやカレンダー 2018 卓上

とらやカレンダー 2018 卓上

1,080(税込)

とらや

とらやカレンダー 2018 卓上

1,080(税込)

和菓子の老舗「とらや」のオリジナルカレンダーが、今年も届きました。

とらやには、お菓子の「見本帳」があります。見本帳とは、お菓子のデザイン帳のことで、今日の商品カタログにあたるものです。古くは元禄8年(1695年)に作られたものが残っており、昔のお菓子の意匠を現在に伝える貴重な資料になっています。

2018年のカレンダーの絵図は、昭和10年(1935年)の年号が入った2冊の見本帳から選ばれました。

今回の表紙は『暁山雲』。朝焼けの空に、吉兆である紫雲が棚引くおめでたい意匠です。

1月から12月までの毎月のお菓子は、季節感のあるものを中心に選ばれ、ときには数種類を取り合わせてあります。

近代の見本帳ならではの明るく澄んだ色使いを楽しめるのが、2018年版の魅力。カレンダーとしての役割を終えても、絵図の部分を切り出して飾るなど、大事に取っておきたくなります。

端正なデザインで見やすく、紙はこのカレンダーのために作られたまろやかな色味の「和花紙(わかし)」を使用。隅々までこだわって丁寧に作られた、上品で味わい深いカレンダーです。

カレンダー・スタンド・使い方の説明書き・絵図の解説に加えて、うれしいポストカード1枚付き。

卓上タイプといいながらさらに、壁掛でも使えるよう紐まで付いています。

この小さなサイズを壁に掛けると、なんだかミニチュアのカレンダーのように見えて可愛いです。

卓上と壁掛の2タイプ。年末年始のご挨拶の品にも、毎年とても喜ばれています。

ご用意した部数が売り切れ次第販売終了となり、追加の入荷はございませんので、お早めにどうぞ。

老舗和菓子店がつくる季節の和菓子による歳時記

今年の夏は長かった、なんて思っていたのも束の間、気がつけば来年がすぐそこまでやってきている。となると気になってくるもののひとつがカレンダー。できるだけシンプルで使いやすいもの、という条件に加えて、日本的で季節感を感じられる品のいいものはないか、などと欲張りなことを考えていたら、なんとイメージ通りのカレンダーと出会った。

さかのぼれば室町時代後期に、京都で創業したのがはじまりだという老舗和菓子店「とらや」。そのとらやに残る菓子見本帖の絵を月ごとにシンプルに配したのがこのカレンダーである。見本帖とは今でいう商品カタログのこと。とらやには古くは元禄8年(1695)につくられたものもあるという。こういった文化史的にも貴重な史料が今なおいい状態で残っていること自体が驚きでもあるが、広報の方の話によると社内には貴重な史料を整理・保存する虎屋文庫という機関まであるそうだ。さすが本物の老舗は違う。平成25年(2013)のカレンダーは、文政7年(1824)「新製御菓子繪圖」から表紙を含めて13種類のお菓子絵が選ばれている。

とにかく目を引くのがお菓子絵の美しさ、かわいらしさである。柔らかで品のある筆使い、色使いで描かれた絵を見ていると、日本文化に対する親しみ、そして誇らしさのようなものが自然と込み上げてくる。それにしても当時の菓子職人や絵師の美意識とセンスたるやと思わずにはいられないが、やはりお菓子に対する愛情があればこそなのだろう。そんな美しいお菓子絵の魅力を最大限生かしたかたちでシンプルにデザインされたカレンダーは葛西薫さんがクリエイディブディレクションを、木下勝弘さんがアートディレクションをそれぞれ担当している。近年、主なとらやの広告を手掛けてきたお二人だが、何よりこのお菓子絵に敬意を払ってカレンダー製作に携わっているのが伝わってくる。

1月から12月まで季節にふさわしい菓子が丁寧に選ばれているのもこのカレンダーをめくる楽しみのひとつ。季節の移ろいが和菓子によって視覚化され、味わえるおもしろさ。年を追うごとに季節感が希薄になっていくようなこの時代、とらやカレンダーは12種類の和菓子による歳時記ともいえるのではないだろうか。

CLASKA Gallery & Shop "DO" ディレクター
大熊健郎
『Discover Japan』(判佝納辧2012年12月号「いま使いたい、ニッポンのいいもの」より