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身近で素朴な山野草や雑草と呼ばれる草、樹木の美しさを伝える活動をしている榊麻美植物研究所の榊さんから、盆栽と暮らす日常の愉しみを教わります。

第5回:基本のこと ― 植物の置き場所のこと

秋分を過ぎて、一気に秋の空気がやってきました。キンモクセイの香りや実の色づき、足下を見れば少しずつ落ち葉やどんぐりの実を見つけることができます。

CLASKA Gallery & Shop "DO" 日本橋店での展示が始まり、たくさんのお客様に植物達をご覧いただいていますが、やはり一番よく聞かれることが「置き場所」。

答えは、屋外がもっともよいです。(屋外に置いていただきたいです。)

というと、「かわいいから室内で鑑賞したい」という方も多いのですが、植物は自然環境で育ってきているので、やはり屋外で育ててあげることがもっとも元気、そして永く育てるためには大切なことのように思います。

日照が足りないために、葉が肥大したり、枝が徒長(とちょう=むだな成長)する、病気になったり虫がつきやすくなる。さらに風通しが悪いために、葉の呼吸や光合成の働きがうまくできずに葉が黄色くなり落ちる。寒暖の差がないために、落葉樹は冬も落葉しなかったり、紅葉をせずに緑のままの状態になる。空気の循環が悪いために、根の部分が蒸れてしまうことによる根腐れ・・・。

なによりも、自然の環境に置いてあげることは、植物がとっても気持ちよさそう。

「おうちで楽しみたい」という方は、仕事にいくタイミングで日中は外に出してあげて、夜帰ってきたらおうちに入れて愛でる。というように楽しむこともできるでしょう。

「この前、いただいたあじさいの鉢植え。最初は置く場所が合わず(日差しが強かったのか)あまり調子がよくなかったんだけど、今置いている場所が合っていて、気持ちよさそうです。」 ― これは先日、お客様が話されていたこと。この方も盆栽を始めた当初は枯らしてしまっていたけれど、今は数鉢のいろいろな植物を育ててくださっています。

上手につきあっていくって、こういうことだと思うのです。それぞれの住環境の中で、植物の性格にあった場所を見つけてあげること。

榊 麻美


1980年 静岡県生まれ。アパレル業を経て、塩津丈洋氏に師事し植物の世界へ。2016年春、独立。榊麻美植物研究所を立ち上げる。
sakakiasami.com

*CLASKA Gallery & Shop "DO" 日本橋店(コレド室町3 2F)で榊麻美植物研究所展「朝露宿る」開催中。〜2017年10月2日(月) まで。
*2017年10月12日(木)〜22日(日)、CLASKA Gallery & Shop "DO" たまプラーザ店(東急百貨店 2F)で榊麻美植物研究所展「植物のある暮らし」開催。

2017年9月25日 公開